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肺がんとアスベストの関係

肺がんを発生する職業

職業によってはそれそのものが肺がんの発生原因となることがあります。アスベストや砒素、クロムなどを扱う職業です。砒素は農薬に、クロムはさび止めに使われます。

アスベスト(石綿)は天然の石が繊維状に変化したもので、耐久性に優れていることから多くの産業現場で使われてきました。断熱材として、ボイラーを使用する発電所、機関車、船舶などで大量に用いられ、特に戦時中は戦艦などの建造に多用されそれによる疾患も多く報告されています。高度成長期には鉄筋の吹き付け、高圧配管のパッキング、建材のボードなどに使用されています。

仕事以外でもアスベストを吸引している

このように日本ではさまざまなものにアスベストが使われていますので、多くの人は知らない間に吸引しています。地域の鉱山や工場、また日曜大工などで自分で石綿製品を加工したこよっても暴露します。しかし大量に暴露(吸入)しても肺がんを発生しない人もいれば少量の吸引で発生する人もいます。

ただ、タバコを吸う人は喫煙とアスベストとの相乗効果で非常に肺がんの発生リスクが高くなります。吸入により肺胞に達した石綿繊維は容易には分解されず排出もされず局所の肺胞炎を引き起こします。

中皮腫の原因はほとんどがアスベスト

肺や心臓、胃腸や肝臓などの臓器は膜に包まれており、その膜を覆うのが「中皮」です。中皮腫は中皮にできる悪性腫瘍です。肺がんの原因はさまざまですが、中皮腫の原因のほとんどはアスベストです。その健康被害が世のに知られるまではめずらしい病気でした。

中皮腫になると動悸や息切れなどの自覚症状がでます。腹膜や胸膜が厚くなり柔軟性が失われ肺や心臓の動きが悪くなります。

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