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肺がんの脳転移の症状や治療

肺がんの転移はリンパ節、骨、逆側の肺などにお起こりやすい傾向がありますが、進行すると脳にも転移することがあります。脳転移は半身麻痺、言語障害、意識障害など危険な症状が伴うため早急な治療が必要になります。

肺がんは転移が起こりやすい

肺がんは進行が早く、再発や転移もおこりやすい癌です。これは癌の性質だけでなく、肺の位置や構造が深く関係しています。

癌はリンパ節や血流に乗って他の器官に移動し、増殖する性質を持っています。一般にはこれを転移癌といいます。また、肺の周辺には重要な臓器や太い血管が多く集まっており、更に免疫抗体を産生するリンパ節も数多く存在するのです。つまり肺は癌の転移が起こりやすい環境が全て整っているのです。

また、小細胞肺がんあれば進行がより速くなるため、転移も速い段階から生じることになるでしょう。

脳転移によって現れる症状

通常、肺がんは反対側の肺、骨、肝臓、副腎、そして脳などに転移を起こします。

脳への転移は硬膜とばれる部分に起こりやすく、その次に表面部分の髄液に転移が起こります。更に進行すると本体部分である前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉呼に転移するのです。

転移後は癌の成長に伴い周辺組織の圧迫が起こります。また、脳の浮腫を引き起こしためこれも周囲を圧迫につながります。

症状はどの部分に転移したかで異なりますが、一般的には四肢の麻痺、頭痛、吐き気・嘔吐など脳障害の症状が生じます。そして、成長が進むとろれつが回らない、言葉が出てこない、ふらつき、意識障害などを伴うようになるのです。

脳転移後の肺がん治療

転移が確認された場合、リンパ節や血流に癌が入り込んだことが予想されます。つまり、手術で転移ヶ所の切除を行っても、他の場所で再発する可能性が高いのです。そのため転移した肺がんには根治治療が適していません。

また、血液脳関門と呼ばれる脳独自のバリアによって抗がん剤も効果が届きにくくなるのです。そこで脳に転移した肺がんでは放射線治療が用いられいます。照射式は癌の数で変わり4個以下なら癌をピンポントで狙う定位放射線治療が用いられます。4個以上の場合には脳全体に放射する全能照射が採用されます。

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