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肺がんの骨転移の症状や治療

癌は骨に転移しやすい特徴があり、骨側も転移が起こりやすい特徴を持っています。骨に転移することを骨転移といい、これにより骨の破壊が起こります。癌の成長と共に骨の弱体化が進むため、骨折などを起こしやすくなるのです。

肺がんは骨転移が起こりやすい

癌が怖い病気と言われる所以にはその性質が深く関わっています。

細胞は遺伝子プログラムに従って入れ替えを行います。しかし、癌はプログラムに従わず別組織に入り込み増殖を繰り返します。更に、リンパ節や血流に乗って他の場所でも増殖を繰り返すのです。これを遠隔転移といいます。

また、転移は一定の段階を踏むのが一般的ですが、進行が早い肺がんでは早くから血行性転移が起こることもあります。他の臓器や血管、骨などにも転移が起こりやすいのです。特に肺がんは骨転移を起こしやすく、統計を見ても常に上位には肺がんが入っています。

骨の性質が骨転移を助長させる

肺がんは転移を起こしやすい性質がありますが、骨にも転移が起こりやすい性質があります。

骨は細胞を新しくするため、古い骨を破壊し新しい骨を造る作業を常に行っています。骨を破壊する細胞は破骨細胞、新しく造る細胞は骨芽細胞といいます。癌が骨に到着すると破骨細胞を利用し定着を始め、増殖と破壊を繰り返します。

骨は再生能力を使い破壊された部分の修復を行いますが、この際、癌の増殖を活発化させる細胞因子が大量に放出されるのです。これを繰り返すことで癌が進行していくのです。

なお、骨転移は脊椎、骨盤、股関節、肩関節などに生じやすいと言われていますが、肺がんでは膝下、末梢骨なども転移する可能性があります

転移後の症状と治療法

骨転移が進むと病変周囲の痛み、骨の弱体化、高カルシウム血症などの症状が伴います。転移状況を把握するにはエックス線、CT、骨シンチなどの画像検査、腫瘍マーカー、PETなどの血液検査が必要になるでしょう。

骨転移の治療では化学療法と放射線治療の併用が一般的です。抗がん剤で癌の進行を止め、更に放射線を使うことで癌を縮小させるのです。治療の一環として手術も行われますが、これは骨折部位の補強などに活用されています。

骨転移が生じている以上、癌は相当進行していると考えられます。しかし、現代医療ならある程度まで治療することも可能なのです。

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