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リンパ行性転移について

肺がんは転移が起こりやすい性質を持っていますが、特にリンパ節に転移するケースが多いのです。これは、肺の周辺にはリンパ節が集中している事が要因です。転移が起こるとリンパを通し癌は体中に散らばり、他の臓器や骨などに遠隔転移していきます。

リンパ節は転移が最も起こりやすい器官

癌は原発部位に留まらず他の場所へ移動しながら増殖をする性質を持っています。特に肺がんではその傾向が強く、他の癌より早い段階からこの現象が見られるのです。また、悪性度の高い小細胞肺がんならより早期に転移が起こることになるでしょう。

一般に転移はリンパ節、血流などを介し行われます。これを血行性転移、リンパ行性転移といいます。進行後は癌細胞がばら撒かれる播腫性転移が起こることもあります。この中で最も転移を起こしやすいのはリンパ節です。

これは肺周辺に多くのリンパ節が存在することが要因といえるでしょう。

リンパ行性転移の仕組み

人間の体内にはリンパ管といわれる組織が全身に広がっています。管の中にはリンパ液が流れており全身を循環しているのです。また、リンパ管には部分的に丸いふくらみがついており、これをリンパ節といいます。

リンパ節はリンパ球や免疫抗体を産出し細菌から体を守る役割を担う器官なのです。ここに癌が浸潤することでリンパ行性転移が起こり、全身に広がっていくのです。

例えば肺がんなら、まず肺の中に存在する肺内リンパ節に転移が起こります。そして、肺門リンパ節、縦隔リンパ節、鎖骨上窩リンパ節などへ転移を起こしていきます。

症状の現れは進行癌のサイン

癌は転移を起こしても一定の大きさになるまで症状を起しません。逆に症状が現れたら危険なサインなのです。

リンパ行性転移による主な症状は転移部位によって異なります。ただし、リンパ節の腫れが伴うことが多いでしょう。検査は胸部CT、MRIなどの画像検査にPET検査、腫瘍マーカーを併用することが有効です。また、診断の正確性を上げるために針生検や細胞診が行われることもあります。

治療は化学療法と放射線治療を使用するのが一般的です。特に小細胞肺がんなら化学療法が有効にはたらきます。また、適合条件がありますが、癌細胞のみを狙い打つ分子標的治療薬が用いられるケースもあります。

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