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浸潤と転移について

がんは遺伝子のプログラムに従わずに増殖する

人体を構成する細胞は順次古い細胞から新しい細胞へと入れ替わっています。新しい細胞は遺伝子のプログラムに従ってつくられていきますが中には定められたプログラムに従わずに勝手に増殖してしまうものがあります。

古い細胞は壊れていくので新しい細胞がつくられなければなりませんが、そのための増殖が必要以上に行われると余分な細胞はかたまりを形成します。それががんです。

水がしみ込むようにがんが広がる浸潤

正常な細胞はその本来の組織から飛び出すことはありませんが、がんは飛び出して別の組織に入りこんで増殖していきます。 がんが周囲の組織に水がしみ込むように少しずつ広がっていくことを浸潤と呼んでいます。 肺がんは気管支や胸膜などに浸潤しやすく、そのまま増殖し続けると横隔膜・食道・心臓・などへと広がっていきます。

がんが離れたところに飛び火する転移

がん細胞がリンパや血液の流れにのって離れた場所に流れつき、そこで増殖することを転移といいます。 発生したところから離れた場所へ飛び火するようにして広がっていきます。

肺にはたくさんのリンパ節と血管にネットワークが張り巡らされています。がんになった場合がん細胞が簡単にリンパ節や血液の中に入り込こみます。肺がんが転移しやすいのはこのことと関係しています。

さらに肺がんは進行が早いので、発見されたときにはすでに浸潤や転移が起こっている場合が少なくありません。 がんが恐れられているのは、転移の可能性があり、しかも前もってどこに転移するかを正確に予測することができないからである。 浸潤と転移の有無を調べることは、治療方針を決めるうえで大切なことです。

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