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肺がんの転移による症状

肺がんは転移しやすい

肺がんは転移のしやすいがんです。小さいうちから転移します。 肺がんの再発で圧倒的に多いのは遠隔再発です。 手術によって原発巣を完全に切除したにもかかわらず遠隔再発がおこるのは、手術の段階ですでに病巣からはなれた臓器に転移していた可能性が考えられます。

転移しやすいのはリンパ節、脳、骨、肝臓、副腎などです。 肺がんの再発というと咳や血痰といった呼吸器と関連のある症状を思い浮かべがちですが、肺とは無関係な臓器で再発しますのでその症状は転移した場所によりさまざまです。

転移した先により症状はさまざま

肺門部のリンパ節に転移すると、せきが出ます。気管前のリンパ節に転移して上大静脈が圧迫されると上大静脈症候群が起こります。左側の気管気管支リンパ節に転移すると、声のかすれが起こります。

脳に転移するとむくんで頭蓋内圧が高くなり、頭痛や吐き気が起こることがあります。運動をつかさどる中枢に転移すると手足のマヒなどが起こります。小脳に転移すると平衡感覚が保てなくなります。

骨に転移すると疼痛が生じ骨折することもあります。

肝臓に転移すると全身がだるくなります。胆管が閉塞されて黄疸が出ることもあります。

副腎に転移すると、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されることがあります。 クッシング症候群といわれていますが、顔が満月のように丸くなったり、あちこちに脂肪がたまって太ったり、血圧が上昇したりします。

副腎の両側に転移すると、逆に急激な副腎皮質ホルモン不足となり、悪心、嘔吐、腹痛、低血圧、ショック症状などが起こることがあります。このような状態を副腎不全(副腎クリーゼ)といいます。

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