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胸腔穿刺・胸膜生検 -肺がんの検査-

肺に溜まった胸水を調べ癌の有無や組織型を確かめる検査法です。胸水を抜くため検査と同時に臓器の圧迫、呼吸困難などの諸症状を緩和することも可能です。胸膜生検は針で細胞を採取し病理検査を行う方法です。麻酔が必要になるなど大掛かりな検査ともいえます。

胸水や細胞から癌を判断する

肺がんの症状として腹腔に水が溜まる事があります。これを胸水といいます。

実は健康な人も胸膜腔内には微量の胸水があり、その量は一定に保たれています。しかし、肺に異常をきたすと胸水の量が異常に増えていくのです。この肺水を抜き取り癌細胞の有無を調べるのが胸腔穿刺です。

検査は局所麻酔を行ったうえで、コープ針という細い針を刺し胸水を抜き取り病理検診を行います。胸膜生検は胸腔穿刺を繰り返し行っても判断がしづらい場合に行われる生検です。

胸腔穿刺と同じく、局所麻酔を行った上で針を胸膜に刺し組織を採取します。これを病理検診にかけ肺がんの有無を確認するのです。これら検査は最も精密度が高く確実な診断が可能な方法と言われています。

症状の緩和もはかれる胸腔穿刺

胸腔穿刺は胸水内の癌細胞を確認する検査法です。また、胸水を抜くことによる臓器の圧迫、呼吸困難などの症状の緩和をはかることも出来ます

検査は長時間に及ぶためベットなどで楽な座位をしてもらい、枕を抱え込むような前傾姿勢をとってもらいます。局所麻酔を行ったら身体診察や画像診断から割り出した胸水の場所へコープ針を刺します。胸水を抜き取った後、胸部X線撮影で気胸の有無、除去した胸水の量を確認し終了となります。

検査時間は人により異なりますが、おおよそ30分程です。採取した胸水は、比重、タンパク量、LDH、癌細胞の有無を調べるのに使用します。

胸膜生検は合併症に注意が必要

胸腔穿刺でも判断が付かない場合、胸膜生検が行われます。検査方法は胸腔穿刺と同様で、針による細胞の採取を行います。

採取する細胞の場所は胸部X線検査、もしくはCT検査から判断するのが一般的です。ただし、病状によっては胸壁の穴から胸腔鏡を差し込み、胸壁を観察しながら採取することもあます。なお、胸膜生検は肺癌だけではなく結核の診断も可能な検査法です。

検査では後遺症を発症するリスクがあります。後遺症には気胸、肺出血、感染症などが考えられます。検査後は体調の変化に十分注意しましょう。

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