肺がんガイドトップ > 確定診断喀痰細胞診 -肺がんの検査-

喀痰細胞診 -肺がんの検査-

痰に含まれる癌細胞を調べる検査です。この検査は容易に行えることから、肺がん検診にも用いられる検査なのです。サイズによって検出率が変わるなど精度に問題はありますが、肺がんの早期発見には欠かせない検査と言えるでしょう。

痰に含まれる癌を調べる

肺がん検診では胸部エックス線検査や胸部CT検査が有効に働きますが、肺門部の癌が確認しづらいという弱点があります。その弱点を補うのが喀痰細胞診です。

この検査は肺や気管支から分泌される痰を顕微鏡で確認し癌の有無を調べるものです。先にふれたように肺門部の癌、つまり扁平上皮癌や小細胞癌の検出に効果的な検査です。これは肺門型の癌が痰に混じりやすいという特徴があるためです。

非常の単純な検査法ですが、エックス線検査やCT検査が見落としがちな早期の肺がんにも対応した優れた検査法なのです。

喀痰細胞診の対象・内容

喀痰細胞診の対象となるのは肺門型の高危険群の方です。

高危険群とは男女問わず50歳以上の方で、喫煙指数が高い方(過去に吸っていた人も対象です)、性別問わず40歳以上の方で、半年以内に血痰があった方、その他医師の判断により肺門方の肺がんが疑われる方を意味します。また、胸部エックス線検査で肺門方が疑われた方も喀痰細胞診の対象となります。

実際の検査では起床後、すぐにうがいをし検査容器に痰を吐きます。これを連続で3日間行うと終了です。検査結果はおおよそ1週間程度で判明します。なお、痰を検査するため唾液や鼻汁が含まれないよう注意しましょう。

痰が出ない人は受けられない

早期癌の発見にも効果を発揮する喀痰細胞診ですが、いつかの問題点もあります。

まず、痰の出ない方、出せない方はこの検査が受けられません。また、肺の奥部分に癌が生じる末梢型は発見が困難です。地域によっては細胞検査士や細胞診指導医の数が少なく対応していない場合があります。

早期癌も対応していますが、直径2cm以下の肺がんは検出率が25%まで下がります。肺がん患者の全てが痰の症状がある訳ではありません。このような問題点がありますが、喀痰細胞診は癌が進行するにつれ検出率があがる検査です。ヘビースモーカーの方は必ず受けるようにしましょう。

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