肺がんガイドトップ > 確定診断気胸 -肺がんの確定診断の合併症-

気胸 -肺がんの確定診断の合併症-

肺胞の一部が破裂し肺の空気が漏れてしまう疾患です。比較的、若い方に多く見られ、原因不明であることが多い特徴があります。胸痛、咳、呼吸困難などの症状が伴います。再発しやすく、また悪化すると命を落とすこともあるため注意が必要です。

肺胞の破裂し空気が漏れ出す疾患

肺がんを診断するには腫瘍マーカー、エックス線検査・CT検査、喀痰細胞診などが必要になりますが、これだけでは不十分なケースも多々あります。そこで胸腔穿刺、胸膜生検、穿刺吸引細胞診などの針生検が有効にはたらきます。

これは細い針で癌細胞を採取し、病理検査を行う方法です。癌細胞を直接調べられるため、組織型の分類、病期の判断を正確に行える利点があります。しかし、針をさす場所のによっては合併症を生じる起危険が伴うのです。

その代表といえるのが気胸です。気胸は肺胞の一部が嚢胞化して破裂し、肺から空気が漏れる疾患です。発症後は胸痛、咳、呼吸困難などの症状が起こります。進行すると命の危険が伴う事もある怖い疾患です。

気胸の発症原因と主な症状

気胸は20代までの若い男性に多く見られる疾患です。その原因は病期の合併症、事故などの外傷、月経異常などが考えられますが、実は原因が分からない気胸が最も多いといわれています。

高齢者にも見られますが、その大半は他の病期が原因になっていま。また、肺がん患者にも多く見らる疾患です。原因は主に2つ考えられ、1つが腫瘍から空気が漏れだす事、2つ目が針生検の際に穴が開いてしまう事です。

発症後は急性の胸痛、呼吸困難、乾いた咳が伴います。進行後は肺がしぼむため、心臓を圧迫し始めます。これが血圧低下を起こしショック症状を起こす危険があります。更に気胸が左右の肺に生じると、完全に呼吸が出来なくなることもあるため注意が必要です。

手術治療が必要な場合もある

気胸の診断には胸部エックス線検査、胸部CT検査などの画像検査で肺の縮小を確認する事が有効です。聴診器で呼吸音を聞くだけで判明することもあります。

治療は病状により異なります。経度の気胸なら治療の必要はなく自然と穴がふさがります。自然治癒が望めない場合には、胸にチューブを挿入し空気を外に排出する胸腔ドレナージが必要になるでしょう。また、再発した気胸や症状が長期に及ぶ場合には手術が用いられる事もあります。

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