肺がんガイドトップ > 確定診断空気塞栓 -肺がんの確定診断の合併症-

空気塞栓 -肺がんの確定診断の合併症-

手術の傷などによって静脈に穴が生じ、空気が入り込んでしまう疾患です。非常に危険で空気量が多いと血液循環障害によるショック症状、低酸素血症などが起こります。早急に血管の穴を塞ぐことが求められるでしょう。

血管の傷口から空気が入り込む

一般に癌の治療には合併症のリスクが伴いますが、肺がんに関しては治療だけでなく検査によっても合併症を発症するリスクがあります。特に肺葉切除の治療や癌細胞を採取する針生検はこの確率が高まる傾向があり、空気塞栓などを起こしやすくなるのです。

この空気塞栓は傷口などを通し心臓や脳に空気が入り込んでしまう疾患です。分かりやすく言えば、空気しか入っていない注射器で静脈注射をした状態です。

発症後は急激な血液循環障害によるショック症状、低酸素血症など危険な症状が伴います。症状は入り込む空気の量が多いほど強くなり、最悪の場合、命に関わる重篤な症状を起こします。

発症原因と主な症状

空気塞栓を生じる原因は検査や手術時に静脈が傷いてしまう事です。これが静脈の切断につながり、この部分が空気の通り道になってしまいます。また、心臓よりも高い位置での措置ほど生じやすいため、肺がん患者は発症率が高まってしまいます。

症状は入り込む空気の量が増えるほど重篤化します。循環虚脱、低酸素血症、ショック症状など命を落としかねない怖い症状が伴うこともあります。

治療は症状の改善と共に血管に空気が入り込むのを防ぐことが重要です。万が一低酸素血症を起している場合には、100パーセント酸素で換気をし症状から離脱させる方法が必要になります。また、循環虚脱からの回復にはカテコラミンの使用が有効です。

空気塞栓は予防が難しい疾患

病気は患者の生活習慣や食事など自己責任の要素が強いものです。逆を言えば自己を戒め健康的な生活を送れば、ある程度の予防が可能だという事を意味します。しかし、空気塞栓のように自分では予防・治療が行えない疾患も存在していることを覚えておいてください。

また、病気に伴うリスクは発症、治療だけでなく、検査にも伴う事も併せて忘れないようにしましょう。病期は自己責任なのです。健康な方も今後、病気を発症しない努力をし、また早期発見・治療が行える体制を整えておきましょう。

スポンサードリンク