肺がんガイドトップ > 肺がんの種類腺様嚢胞癌 -肺がんの種類-

腺様嚢胞癌 -肺がんの種類-

唾液腺に生じる癌に似ているためこの名称が付けられました。気管に生じやすい特徴があり、その症状から気管支喘息と間違われる事が多々あります。しかし、浸潤・転移を起こすリスクがあるため注意が必要な腫瘍なのです。

非常に稀な肺がん

腺様嚢胞癌は唾液腺に発生する癌に似た組織型を持つ気管に発生する腫瘍です。

主な発生部位は気管ですが、気管支、亜区域気管支にも発生し、進行すると気管内壁を中心に増殖していきます。非常に稀な癌で肺がん発症者の100人に1人しか見られない程です。そのため、診断が非常に難しく、症状から気管支喘息など別の病気と間違われるケースも少なくありません。

ただし、原則的には抵悪性度の癌のため、早期発見なら根治も可能な癌といえるでしょう。

誤診しやすい疾患

腺様嚢胞癌で注意したいのが、気管支喘息と間違われる点です。初期症状こそ少ないものの、腫瘍が肥大化するにつれ気管支喘息と酷似した症状が現れます。

具体的には息切れ、喘鳴、咳などです。症状から耳鼻科など専門外の病院を選ぶことで誤診が起き、結果、病状が進行してしまうケースがあるのです。

腫瘍は当初、気管内部に発生しますが進行すると気管内壁で結節状に広がっていきます。その後、末梢神経への浸潤が始まり他の器官へ転移が起こり始めます。最悪の場合、肺がんへ移行することもあるようです。

このように、腺様嚢胞癌は増殖スピードが遅い抵悪性度腫瘍ですが、浸潤性があるため、転移・再発には注意が必要なのです。

再発・転移に注意が必要

抵悪性度腫瘍のため治療は手術による腫瘍の切除が効果を発揮します。また、近年では重粒子線も腺様嚢胞癌への有効性が認められています。

早い段階で腫瘍が見つかれば根治も可能になるでしょう。ただし、浸潤性があるため肺への転移や再発には注意が必要です。

癌全般に言えることですが、早期発見が根治の鍵になります。発症率が高まる中高年以降の方は健康診断や人間ドックを定期的に受けた方がいいでしょう。また、正しい診断を受けるためにも体調の変化に注意するだけでなく、危険な症状を理解し、適切な病院を選べる準備をしておきましょう。

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