肺がんガイドトップ > 肺がんの種類粘上皮癌 -肺がんの種類-

粘上皮癌 -肺がんの種類-

非常に珍しい癌で、医学的には上皮性悪性腫瘍の一種に含まれます。小児の悪性腫瘍として認知されていますが、発生率は低いといえます。悪性腫瘍にも関わらず転移・再発が起こりにくく、5年生存率も80%と高い数値を示す珍しい腫瘍なのです。

外分泌腺から生じる癌

肺がんは悪性度の高い小細胞癌、抵悪性度の非小細胞癌に大きく分類されていますが、これ以外にも特殊な癌と呼ばれるものがあります。その一つが上皮性悪性腫瘍の一種である粘上皮癌です。

粘上皮癌は唾液腺、呼吸線毛上皮に覆われた部分の外分泌腺、子宮頸部から生じる腫瘍で、悪性唾液腺腫瘍に分類されるものです。悪性唾液腺腫瘍の中では比較的頻度が高い腫瘍でもあります。

悪性の部類に入りますが予後は良好で、5年生存率も80%と高い数値を示します。転移や再発リスクが少ないのも特徴です。つまり、早期発見・早期治療なら完治も可能な悪性腫瘍なのです。

中高年の女性に多い傾向が

粘表皮癌が肺や気管支に生じること事態、非常に稀なケースといえますが、粘液様細胞と表皮細胞が腫瘍の主成分である以上、あり得ない事ではないのです。

ただし、発生後も症状は軽く、また治癒率・生存率共も高いなど一般的な肺がんとは大きく異なる特徴を持っています。また、因果関係は解明されていませんが、30~40代の女性に多いのも粘表皮癌の特徴の一つといえます。

意外なことに医学界では小児の悪性腫瘍として認知されています。しかし実際には10歳以下の子供が粘表皮癌を発症することは非常に稀なケースなのです。

気管支喘息と間違われやすい

粘上皮癌で注意したいのが気管支喘息と症状が似ている事です。謝った診断により治療が遅れ、結果、症状を進行させてしまうケースが多いのです。

正確な診断には専門医によるエックス線検査、CT検査が必要になるでしょう。更に検査精度を上げるには細胞を採取し顕微鏡で確認する病理検査が有効です。

治療には抗がん剤を用いた科学療法と腫瘍を切除する外科治療の併用が効果的です。早期であれば完治も可能になります。元々、悪性度の低い腫瘍のため予後も良好ですが、中には分化度が低い粘上皮癌もあるため、決して油断しないようにしましょう。

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