肺がんガイドトップ > 肺がんと間違えやすい病気COPD(特徴/症状/治療) -肺がんと間違えやすい病気

COPD(特徴/症状/治療) -肺がんと間違えやすい病気

COPDは肺気腫と慢性気管支炎が併発する疾患です。発症すると呼吸困難や咳・痰が伴い、悪化すると自己呼吸もむずかしくなり酸素吸入が必要になります。たばこ病と呼ばれるなど、喫煙と深い因果関係にある病気なのです。

COPDの特徴

近年、テレビなどでその名が知れ渡ったCOPDは、肺気腫と慢性気管支炎を合わせた疾患です。そのため慢性閉塞性肺疾患と呼ばれることもあります。

世界的に見ても発症例が増加しており、日本でも潜在患者が500万人を超えるといわれています。また、2020年にはCOPDが死亡原因の上位になると予測している研究者もいるのです。

日本では中高年以降の男性に多い傾向がありますが、これは喫煙歴が20年を越えると発症率が上がるCOPDの特徴が深く関係しています。この先COPDによる発症例・死亡例が急激に増える可能性があります。是非この機会に症状や原因、予防法を理解しておきましょう。

発症原因と主な症状

COPDの発症原因は、ずばり喫煙です。タバコ病と比喩されることもあります。タバコに含まれる有害物質は肺の中で慢性的な炎症を起こします。炎症は主に気管支と肺胞に生じますが、喫煙が長期になると炎症だけでは済まなくなるのです。

細胞自体に変化が起こり始め、気管支は壁が厚くなり収縮しずらくなります。そして肺胞は壁の破壊が進みゴルフボールのような形状になるのです。この変化が更に進行すると肺の破壊が進みCOPDを発症します。

初期段階なら軽い息切れ、慢性的な咳・痰で済みますが、進行後は喘鳴、低酸素血症、高二酸化炭素血症など重い症状が伴うのです。更に進行すると、呼吸困難が激しくなりたきりになるケースもあります。

COPDの検査・治療法

COPDの診断には肺活量を調べる肺機能検査、肺の酸素吸収効率を確認する肺拡散機能検査、血中の酸素不足を調べる血液ガス検査などが有効です。

COPDの治療には生活習慣の見直しが必須になります。禁煙、運動、食事、睡眠などを健康的なものに変えるのです。また、中性脂肪が多い方はダイエットも必要でしょう。強い息切れや咳が出る方には薬剤による対処療法を行い、活動的な生活を維持してもらいます。その他、生活全般を支援するリハビリプログラム、自宅で酸素吸入を行う在宅酸素療法なども効果的です。

COPDは喫煙歴が長いほど発症率が高まり重症化しやすくなる病気です。将来、呼吸困難で苦しい思いをしたくない方は、今すぐ禁煙を始めてください。

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