肺がんガイドトップ > 肺がんと間違えやすい病気器質化肺炎(特徴/症状/治療) -肺がんと間違えやすい病気

器質化肺炎(特徴/症状/治療) -肺がんと間違えやすい病気

肺胞に炎症が生じる病気です。50代以降の男性に多く、膠原病、放射線、薬剤、悪性腫瘍などが原因になります。発症後は咳・痰、倦怠感などと共に肺機能の低下が起こります。細菌性肺炎や肺がんと間違われやすい病気でもあります。

器質化肺炎の特徴

器質化肺炎は肺胞に炎症が起こる病気です。症状もさることながらリンパ節の腫れが癌と間違われる事が多く、肺がんと疑われやすい病気なのです。

名称の通り、器質化肺炎は肺炎の一種です。しかし、通常の肺炎ほど簡単には治療できません。50代以降の男性に多く見られる特徴がありますが、因果関係ははっきりしておりません。

主な原因は膠原病、放射線や薬物などの治療に伴う合併症、悪性腫瘍などが関係しています。ただし、原因不明の場合もあり、これは特発性器質化肺炎と呼ばれています。発症後は風邪に似た症状が現れますが、自覚症状がなく発見されるケースも多々あります。

主な原因と症状

器質化肺炎は呼吸に不可欠な肺胞に関係した病気です。肺の気管支部の末梢には葡萄状の肺胞が存在します。この周辺に炎症が起こると炎症が集まった器質化物が形成され、これが細気管支内に炎症物質が蓄積することで発症します。

器質化肺炎を発症すると咳・痰、息切れ、倦怠感などが現れます。また、症状は数日から数週間かけて症状が悪化し、肺機能の低下、呼吸困難、動悸、発熱を生じる場合もあります。病状から細菌性肺炎と間違われることがありますが、抗生物質の投与による症状の改善は起こりません。誤診には注意しましょう。

ステロイド薬で治療する

自然に治癒することも少なからずありますが、大半はステロイド薬を使った薬物療法が必要になります。治療は長期化しやすく、これによりステロイド薬の副作用が問題になるケースもあります。

あまりにも副作用が重い場合は、副作用を抑える薬剤が追加されることになるでしょう。また、症状の悪化が著しい場合、ステロイドパルス療法が選択されることもあります。

器質化肺炎は原因不明、肺がんや細菌性肺炎と誤診されるなど非常に厄介な病気です。発症を予防するためにも肺や呼吸の異常を見逃さず、早いうちに専門医を受診するよう日頃から心がけましょう。

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