肺がんガイドトップ > 肺がんと間違えやすい病気肺クリプトコッカス症(特徴/症状/治療) -肺がんと間違えやすい病気

肺クリプトコッカス症(特徴/症状/治療) -肺がんと間違えやすい病気

動物から感染する非常に稀な病気です。排泄物などに含まれる真菌が肺クリプトコッカス症の原因ですが、健康な方が感染することは滅多にないでしょう。ただし、免疫力が低下するエイズ、白血病、抗がん剤の使用者は感染率が上がるので注意が必要です。

肺クリプトコッカス症の特徴

肺がんに似た症状を持つ病気には、特殊なものも含まれています。それが肺クリプトコッカス症です。

肺クリプトコッカス症は動物の排泄物などに含まれる真菌に感染することで発症する病気です。猫や犬からも感染例がありますが、最も多いのは鳥類の排泄物です。特に乾燥した糞を吸引してしまうと感染率が高まります。

感染後は肉芽腫の形成、脳炎m髄膜炎といった重篤な症状を伴う怖い病気なのです。ただし、その多くが治療の必要がない自然治癒で対処できますが、症状によって薬物療法が必要な事もあります。

原因は真菌への感染

肺クリプトコッカス症の原因はクリプトコッカス属に含まれる真菌に感染することです。この真菌が厄介な代物で、動物だけでなく土壌や植物など日常生活の場に多く存在するのです。つまり真菌全て防ぐことは不可能といえます。

とはいうものの、一般的には感染リスクが低い菌のため防ぐ必要はありません。ただし、持病や体調不良により免疫力が低下していると感染リスクが大幅に高まるのです。具体的にはエイズ、白血病、抗がん剤の使用者、ステロイド剤の長期服用者は感染率が高い事が判明しています。

なお、このような感染を日和見感染といいます。

発症後の症状と治療法

発症後の症状は様々ですが、一般的には大量の鼻汁、鼻腔内の肉芽腫などが発生します。病気が進行すると菌は脳へ移動し、脳炎や髄膜炎などの危険な病気をもたらすようになり、呼吸困難、頭痛、発熱、記憶障害といった症状を現します。

原則的には治療の必要がない病気です。よって自然治療を待つことになります。ただし、免疫力の低下が認められた場合には、薬剤による対処が必要になるでしょう。また、長期の薬剤使用者は髄膜炎などの副作用を起こす事がありますので注意が必要になります。

先にふれたとおり、健康な方が感染することは非常に稀なのですが、万が一に備え知識として憶えておくといいでしょう。

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