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PET -肺がんの検査-

ブドウ糖を入れたアイソトープを体内に注入し、そこに集まる癌を撮影する検査法です。ブドウ糖が癌の増殖に必要な性質を利用した検査です。検出精度も非常に高く5mm以上の癌なら約90%の確立で検出することが可能です。

癌の性質を活かした検査法

PETはポジトロン・エミッション・トモグラフィの略で、日本語では陽電子放射断層撮影法といいます。比較的新しい検査法で、その特徴は癌の特性を利用したことによる優れた検出力です。

検査内容を簡単に説明すると、癌の増殖に大量のブドウ糖が必要な性質を活かし、あえてブトウ糖を与えそこに集まる癌を画像化するのです。また、PETなら脳を除く全身がわずか1回の検査で画像化できるのです。

5mm以下の癌や早期の腺癌には適していませんが、その他の癌なら約90%の確立で検出することが出来ます

PETの検出力が高い理由

PETはブドウ糖へ集まる癌を画像化する検査方法です。具体的に言えば、弱い放射線を発するアイソトープにブドウ糖を取り込んだFDG薬剤を注射します。

増殖している癌はFDGを吸収し始めます。FDGを取り込んだ癌細胞からはアイソトープによる放射線が発せられるようになり、これを画像化するのです。癌が発生している場合、画像には強く光る部分が見られるようになります。

5mm以上であれば早期の癌にも対応した検査法なのです。

単独の検査では判断が難しい

全身を1回の検査で調べられ、約90%の確立で癌を検出するPETにも問題点があります。

まず、検査によって得られた画像は結核や肺炎、良性腫瘍など悪性癌以外の部分も光って見える事があります。つまり単独では癌と他の疾病の区別が付きにくいのです。また、肺がんには有効なものの、膀胱、胃、腸、肝臓の癌には効果的に働かない場合があります。そのため、現場ではPETにエコー検査やCT検査を組み合わせることで精度を上げています。

PETは肺がんの早期発見に非常に役立つ検査法ですが、必ずしも十分とはいえない部分があります。また、費用も高額になるため経済的負担も大きくなるのです。PETを希望する方は、検査の特徴、有効性をよく理解したうえで行うようにしましょう。

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