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骨シンチグラフィー -肺がんの検査-

骨転移の状況把握に用いられる検査です。癌が転移した骨に放射性物質を取り込んだ癌が集まる様子を画像化していきます。PET検査の登場により使用頻度は減りつつありますが、骨転移に有効にはたらく優れた検査と言えるでしょう。

骨転移を調べる骨シンチグラフィー

骨シンチグラフィーは名称の通り、骨への転移状況を確認する検査です。医療機関によっては骨への転移をPET検査で確認するケースもありますが、今現在も多くの医院で用いられている検査法です。

骨シンチグラフィー骨の特性を生かした検査法で、骨の破壊が進んだ部分にどれだけ放射性物質が取り込まれているのかを画像化していきます。放射性物質の分布が盛んな程、癌転移の疑いが高まるのです。

エックス線よりも早期に発見できる優れた検査法ですが、外傷や炎症にも放射性物質が反応する問題点もあります。そのため、骨シンチグラフィーではCTやMRIを併用するのが一般的といえるでしょう。

骨の特性を活かした検査方法

骨シンチグラフィーは骨と放射性物質の仕組みを巧みに利用した検査方法です。

癌の転移が骨にまで及ぶと骨は徐々に破壊されていきます。破壊された骨は自身の再生能力により復元と代謝を活発化させ癌から身を守ります。この際、放射性物質であるアイソトープを注入すると、再生が活発な骨はアイソトープを取り込む習性があります。

一般に日常生活で骨が破壊されるケースは少ないため、アイソトープが集まる場所には癌があると推測が行えるのです。なお、シンチグラフィーではアイソトープが集まる場所は黒く移ります

骨シンチグラフィーの内容

実際の検査では、まず放射性物質を扱える特殊な部屋でアイソトープが注射されます。その後、アイソトープが取り込まれるまで待機し、全身撮影を行えば終了です。

検査自体は30分程度で済みますが、アイソトープが取り込まれるまでには最低でも2時間、多いと5時間程度待機する必要があります。飲食の制限はありませんが尿が検査の邪魔になるケースがあるため、検査直前に排尿を行います。

被爆を不安がる人もいますが、使用する放射性物質はエックス線検査と同程度です。更に時間が立てば尿として体外へ排出されていきます。被爆の心配は必要はないでしょう。また、副作用等もほとんどありません。ただし、妊娠中、授乳中の方は影響があるため主治医に相談するようにしましょう。

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