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縦隔鏡検査 -肺がんの検査-

専用の内視鏡によって縦隔、縦隔リンパ節の状態を確認する検査法です。生検用に細胞を採取することも可能です。全身麻酔が必要になるなど体への負担は大きい検査ですが、癌の病期診断や治療方針の決定には必要な検査なのです。

縦隔内を内視鏡で確認する

縦隔鏡検査は縦隔鏡に内視鏡を挿入、縦隔、縦隔リンパ節の病状を確認する検査です。原則、縦隔リンパ節への転移を調べているため、生検用に細胞を採取することもあります。この結果は癌のステージを決めると同時に、今後の治療方針にも役立つものとなります。

肺がん検査の中でも大掛かりな検査で、切開が必要なため全身麻酔が施されます。癌の転移確認には高い精度を持っていますが、全身麻酔と切開による後遺症、合併症のリスクが伴う問題点もあります。

なお、高い技術と知識が必要になるため日本では限られた施設でのみ行われている検査なのです。

縦隔鏡検査の内容

この検査で確認する縦隔とは、左右の肺、胸椎、胸骨などに囲まれた場所の事です。細かく言えば縦隔は、前縦隔、後縦隔、中縦隔、上縦隔、下縦隔と分かれています。

この中には心臓、胸腺、気管、神経、血管、食道などの重要な器官が数多く存在し、これらは癌の影響を受けやすい器官でもあるのです。そのため進行癌の場合には、縦隔鏡検査が必要となるです。

実際の検査では、全身麻酔を施したうえで胸部を小さく切開し内視鏡を挿入していきます。縦隔の状況、リンパ節への転移状況を細かく確認し、疑わしい細胞は採取して転移の有無を確認していきます。最後に切開部分の縫合を行えば終了です。

合併症のリスクが伴う

縦隔鏡検査の問題点は切開と全身麻酔が必要な事です。全身麻酔は患者への負担を増し、切開は出血や気胸などの合併症のリスクを高める可能性があります。更に縦隔鏡では届かないリンパ節もあり、疑わしい全てのリンパ節を調べる事が出来ない問題点もあるのです。

縦隔鏡検査には一定のリスクが伴います。しかし、恐ろしい肺がんの転移を早期に発見するためには必要な検査なのです。癌をこれ以上、進行させないためにも縦隔鏡検査は重要な意味を持った検査方法と言えるでしょう。

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