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腫瘍マーカーとは

血液中から癌特有の物質を検出し、肺がん発症の有無を確かめる検査です。用途に合わせたマーカーが用意されており、組織型の違い、転移癌などにも対応できます。検査だけでなく治療効果の測定にも有効にはたらきます。

癌特有の物質を測定する検査方法

腫瘍マーカーとは癌が出す特殊な物質を血液中から測定し、癌の有無を調べる検査です。肺がんだけでなくほんとんどの癌に於いて目印としている物質です。

現在、40種類以上の腫瘍マーカーがありますが、臓器や組織型で絞り込むと、肺がん検査で用いられているのは骨転移のマーカーを含めて7種類です。早期診断に有効なマーカー存在しますが、残念ながら肺がんでは見つかっておりません。

比較的容易に行える一方、癌意外にも反応する事があるため、この数値だけで確定診断をくだすことは難しいのです。あくまで補助的な検査として用いられいるのが現状です。

肺がんで用いられる腫瘍マーカー

肺がんの検診で使われる腫瘍マーカーは、非小細胞癌ならCEA、SCC、CIFRA、CA-19-9。小細胞癌ならCEA、NSE、Pro-GRPなどが代表的です。

特に癌胎児性抗原と呼ばれるCEAは腫瘍マーカーの代表格で、肺がん以外にも大腸がん、胃がん、乳がんなどでも陽性反応が出ます。

検査から得られる数値は癌の有無だけでなく、進行性、化学療法の効果、転移状況などにも役立ちます。例えば、小細胞癌であればNSE、Pro-GRPの数値が高い人ほど進行している傾向にあり、非小細胞癌ならCEAの数値から進行がんかの判断ができます。また、術後の検査でCEAが高値なら再発する可能性が高いと推測できるのです。

腫瘍マーカーのデメリット

比較的容易に行え、更に癌の有無、進行・転移状況まで確認できる腫瘍マーカーにもいつくかの問題点があります。

腫瘍マーカーは癌特有の物ではなく、他の病気からも産出される物質です。よって癌を発症していなくても陽性反応が現れる事があります。また、肺がんではない喫煙者も数値が高くなる傾向があります。このように腫瘍マーカー単体で肺がんの判定が行えないのです。

そこで、現在はCTやMRIを併用し、判定制度を高めています。また、治療後の再発・転移の確率、抗がん剤の効果を確かめるにも有効な検査なのです。

現在、肺がんの早期発見には腫瘍マーカーが欠かせないでしょう。特に喫煙者の方は必ず受けるようにしましょう。

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