肺がんガイドトップ > 病期診断CEA -肺がんの腫瘍マーカー

CEA -肺がんの腫瘍マーカー

胎児の消化器細胞にのみ存在する物質を利用した腫瘍マーカーです。大腸がんに用いられる事が多いマーカーですが、肺がんにおいても50%の陽性率があります。ただし、一部において癌が無くても基準値を超えてしまう問題点もあります。

増殖時に作り出される物質を測定する

腫瘍マーカーは血液中の特殊物質を測定し、肺がんの有無を確認する検査法です。

検査自体も血液を取るだけで済むため、現時では多くの病院で採用されている方法です。また、様々な癌に対応できるよう腫瘍マーカーは複数の種類が存在しています。その一つがCEAです。

元々、CEAは胎児の消化器細胞にのみ存在する物質です。しかし、癌細胞が増殖する際、CEAが作り出される事が判明しました。そこで、CEAの量から癌の有無を確認する方法が確立されたのです。

CEAの検出率と基準値

一般的にCEAは大腸がんや胃癌検診で用いられるマーカーですが、肺がんや乳がんなどにも使われるケースがあります。検出率は肺がんなら50%程度。他の癌だと30~40%程だと言われています。

検出率からも分かるとおり、CEAだけで確定診断を行うことはありません。あくまで補助的な検査と言えるでしょう。実際の検査では、基準値の5.0ng/mlを超えた場合に肺がんが疑われます。また、基準値の2倍を超えると疑いが強まり、4倍なら転移の可能性が出て行きます。

CEA検査の問題点

CEA検査における注意点は健康な方でも高齢者や喫煙者の場合、基準値を超えた数値が出てしまう点です。これは正常な細胞からもCEAが作り出される事が原因です。

この場合には、胸部CT検査、MRI検査などの精密検査を受ける必要があります。また、癌の検出率を上げる意味で、1~2カ月後に再度検査を行う場合もあいります。

CEAに限らず腫瘍マーカーは進行癌の方が検出率が高まる特徴を持っています。よって、転移癌の検査には効果的であっても、早期癌になるとその信頼度が下がってしまうのです。とは言っても、血液から癌の有無を確かめられる腫瘍マーカーは癌の早期発見に欠かせない検査法です。

発見が遅れ末期状態だったという事態を招かないためにも、CEA検査を受けるようにしましょう。

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