肺がんガイドトップ > 病期診断SCC -肺がんの腫瘍マーカー

SCC -肺がんの腫瘍マーカー

子宮頸部扁平上皮癌の転移巣から精製した物質を使った腫瘍マーカーです。扁平上皮がんの陽性反応に優れており、早期より進行癌に対し高い陽性率が出る特徴を持っています。癌の判定だいけでなく、治療効果の測定にも利用することが可能です。

扁平上皮がんを高い確率で検出する

SCCとは血液から癌の有無を調べる腫瘍マーカーの一種です。SCCは子宮頸部扁平上皮癌の転移巣から精製された物質です。そのため、扁平上皮がんに対しての検出率が高く、子宮や肺の扁平上皮がんの診断に有効にはたらきます。

正常な扁平上皮にもSCCは存在しますが、活発に細胞分裂をする癌ほど高濃度になるため検出が可能なのです。この性質を活かし、癌の判定だけでく治療中の進行度や、転移状況の確認にも使用されているマーカーでもあります。

他のマーカーにも言えますが、早期癌より進行癌に対し高い陽性率を持っています。例えば、早期癌なら20~50%程度ですが、進行癌になるとより高い検出力が得られるのです。肺がん検査では一般的に遣われる腫瘍マーカーといえるでしょう。

SCCの基準値と特徴

SCCの基準値は1.5ng/ml以下です。これを超えると肺がん発症が疑われます。

注意点ですが、SCCは炎症に強く反応する性質があります。よって気管支炎、アトピー性皮膚炎、気管支炎、腎不全、結核等を発症している、もしくは持病がある方は基準値を超える可能性があります。この場合、胸部エックス線検査、胸部CT検査、喀痰細胞診など他の検査が追加で必要です。

この問題点の解消法として現在ではCEA、SLX、NSE、CYFRAなどの腫瘍マーカーとの併用が行われています。どちらにせよ、腫瘍マーカーだけで確定診断を行うことはありません。あくまで参考、補助検査である事を理解しましょう。

確定診断には他の検査も必要

肺がんの確定診断が下されるまでに、腫瘍マーカーや胸部エックス線検査に加え、胸部CT検査、喀痰細胞診などの精密検査が必要です。更に病状によっては気管支鏡検査、胸腔鏡検査を行い、その結果から確定診断を行うのです。

SCCはじめとする腫瘍マーカーは体への負担が少ない肺がん検査です。ですが、その精度を考慮すれば他の検査が必要なの事が理解出来るでしょう。

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