肺がんガイドトップ > 病期診断ProGRP -肺がんの腫瘍マーカー

ProGRP -肺がんの腫瘍マーカー

小細胞癌に対し高い陽性率を持つ腫瘍マーカーです。統計では約65%の確率で小細胞肺がんを検出します。非小細胞癌にも陽性反応を示すデメリットがあります。なお、NSEと組み合わせて使用することで検出精度を上げることが可能です。

小細胞癌の陽性反応に効果を発揮する

肺がんは進行が早く転移も起こりやすい癌として知られていますが、全ての肺がんがこの性質を持っている訳ではありません。一般には悪性度の高い小細胞肺がんをさしています。この小細胞癌の検査に有効なのが腫瘍マーカーの一種、ProGRPです。

ProGRPは小細胞癌における陽性率が非常に高く、約65%の確率で検出してくれます。また、進行癌だけに高い陽性率があるだけでなく、手術が可能な早期癌の発見にも対応しているのです。

肺がんは小細胞癌、非小細胞癌かによって予後にも大きな違いが生じます。ですが、ProGRPによって早期に発見されれば小細胞癌であっても根治が望めるのです。

ProGRPの特徴

GRPとは豚の胃から分離した消化管ホルモンなのですが、小細胞肺癌からも高い確率で産生される事が発見されました。そこで腫瘍マーカーとしての研究がなされ、検出度を上げProGRPが開発されたのです。

現在はNSEとの相関が少ない特徴を利用し、両者を組み合わせることで検出の精度を上げる方法で使用されています。更にProGRPは、高い陽性率だけなく、再発や進行癌にも有効に働く腫瘍マーカーです。そのため、治療結果の判断や治療後の再発・転移状況の確認にも重宝されているのです。

問題点は大細胞癌にも陽性反応を出す事

小細胞癌に高い陽性率を示すProGRPにも、他のマーカー同様に問題点があります。それは非小細胞癌に対しても陽性を示す可能性がある点です。

特に大細胞癌に対して強い反応を示します。癌を検地するという視点からは嬉しい事なのですが、悪性度の低い非小細胞癌と判断されることで癌が進行する恐れがあるのです。つまり、正しい診断を行うには精密検査の併用が大切になります。

肺がんの治療には、癌の組織型や病期の判断を早期に行う事が重要となり、それには他の精密検査同様、ProGRPなどの腫瘍マーカーを適切に活用することが必要になります。

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