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NSE -肺がんの腫瘍マーカー

神経細胞に対し高い特異性を持ってる腫瘍マーカーです。そのため、神経内分泌腫瘍の性質がある小細胞癌の陽性反応に強みを持っています。ProGRPの登場により使用機会は減りつつありますが、早期癌にも対応するなど優れた腫瘍マーカーなのです。

小細胞癌に対応した腫瘍マーカー

癌には悪性度の高い小細胞癌、その逆の非小細胞癌があり、それぞれ治療法が異なります。腫瘍マーカーも同じで、非小細胞癌に適したマーカーと小細胞癌に適したマーカーがあります。

例えばCEA、CYFRA21-1、SLXなどは非小細胞癌に、ProGRPやNSEなら小細胞癌に適しているのです。実際にはこれらマーカーを併用し、その特性を活かす方法で組織型の診断に役立てています。

NSE(神経特異エノラーゼ)はこれら腫瘍マーカーの一種です。名称からも分かる通り、神経細胞に対し高い特異性を持っています。そのため小細胞癌の陽性反応に適していると言われます。

NSEの特徴と陽性率

NSEの特徴は神経細胞に対し高い特異性を持っていることです。神経内分泌腫瘍の性格を持つ小細胞癌には高い陽性率を示します。更にこの陽性率は癌の進行と共に高まる特徴を持っています。

数値を具体的に示すと、小細胞癌なら一般的j度60~80%の確立で癌を検出する事が可能です。また、肺がん以外にも、小児神経芽腫瘍、甲状腺髄様癌、褐色細胞腫など神経内分泌腫瘍全般の判断に使用される腫瘍マーカーなのです。

ProGRPと同じく早期癌にも有効にはたらきますが、治療効果や再発の確認にも効果を発揮します。そのため抗がん剤治療や放射線治療の効果測定、再発率の測定などにも大きな役割を果たしているのです。

近年は使用頻度が減少している

NSEの問題点は非小細胞癌にも反応を示すことです。だだし陽性率も10%程と低く、その大半が進行癌であることを考えれば問題とまではは言い切れないかもしれません。

メリットの多いNSEも、ProGRPというより高精度な腫瘍マーカーの登場により近年は使用機会が減りつつあります。ただし、NSEとProGRPの性質には大きな違いがあるため、併用により検出精度を上げる方法を用いる病院もあります。

小細胞癌は早期発見が何より重要となる病気です。そのためにはNSEなどの腫瘍マーカーを有効に使用する事が必要になるのです。

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