肺がんガイドトップ > 病期診断SLX -肺がんの腫瘍マーカー

SLX -肺がんの腫瘍マーカー

胎児が持つムチン型糖鎖蛋白から作られた腫瘍マーカーです。腺癌に対し高い陽性反応を示し、また偽陽性率が低いという特徴があります。肺がんだけでなく、消化器がん、乳がん、卵巣がんなどでも使用されているマーカーです。

癌特異性が高い腫瘍マーカー

腫瘍マーカーは癌特有の物質を血液中から検出することで癌の有無を確かめる方法です。多くの癌に対応できるよう、その種類はさまざまなものがあります。癌以外の疾患にも反応するため、その精度に若干の問題がありますが、スクリーニング検査において高い効果を発揮しています。

SLXもこの腫瘍マーカーであり、その正体は胎児のみが持つ気管支腺細胞に存在する物質、ムチン型糖鎖蛋白です。腺癌の検出に強みを持つマーカーで、肺がん以外にも消化器がん、乳がん、卵巣がんなどの検出にも効果を発揮します。

また、SLXは偽陽性率が低いことから、癌特異性が高いマーカーとしても認知されています。

SLXの特徴と陽性反応

SLXには偽陽性率低いという特徴があります。腫瘍マーカーは容易に行える検査であり、現在では多くの病院が採用している検査法です。しかし、良性腫瘍や特定の疾患、喫煙歴などの体質にも反応してしまうケースがあり、その正確性には若干の問題があるのです。

しかし、SLXに於いては癌意外に反応する偽陽性率が非常に低く、癌に特化した検査が行うことが可能なのです。ただし、癌陽性率は100%ではないため、気管支炎、肺線維症、気管支拡張症、肺結核などには偽陽性を出すこともあります。

また、腺癌に高い効果を発揮するのもSLXの特徴であり、早期、進行期を問わず検出が行えます。そのため、治療の効果測定、再発・転移などの確認にも用いることが可能です。

進行するほど陽性率は高まる

腫瘍マーカーはその性質上、進行するほど陽性率が高くなる特徴を持っています。つまり癌が増殖するほど検出率が上がるのです。

SLXもこの傾向があり、例えばステージⅢなら50%、ステージⅣなら70%の確率で検出が行えます。先述の通り早期癌にも対応できますが、進行の度合いをはかる方法としても重宝されている腫瘍マーカーなののです。

SLXに限らず腫瘍マーカーには向き・不向きがあります。そのため実際の検査では複数の腫瘍マーカーを併用し、それぞれの弱点を補うことで精度を高めています。つまり、正確な診断にはマーカー同士の相関関係が重要になるのです。

スポンサードリンク