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肺がんのM分類(M0、M1)について

TNM分類の一つであるM分類は遠隔転移の有無から分類する方法です。2段階、用意されており、遠隔転移が全く無いM0と、血行性の遠隔転移が認められたM1に分けていきます。M1判定は他臓器へ転移している可能性が高まるため注意が必要になるでしょう。

治療にも役立つTNM分類

一般的に癌の治療というとメスで切除する外科治療を思い浮かべる方が多いようです。しかし実際には内視鏡手術、薬物療法、放射線治療など様々な治療法が存在し、この中から最適と思われる治療法を選択していきます。

ただ、選択といっても患者の意思が必ずしも反映されるとは限りません。それぞれに適用条件が設けてあり、患者の体力、癌の種類、転移・浸潤の状況、持病の有無など様々な要素を考慮し選択を行っていきます。この時、重要となるのが癌の分類法なのです。

分類は癌の発生部位、形状や状態、転移の有無、サイズと浸潤の有無などから判断し、それぞれの規格に照らし合せて段階分けを行います。TNM分類はこの分類法の代表格ともいえるものなのです。

遠隔転移を表すM分類

TNM分類は癌の大きさと浸潤の有無、リンパ節転移、遠隔転移から分類する方法です。それぞれの頭文字に数字などを組み合わせ段階分けを行っていきます。

その1種であるM分類遠隔転移の有無を段階分けで表すものです。主に段階は2つに分けて考えていきます。

まず最初がM0です。これは遠隔転移が認められない状態を表しています。M1は血行性の遠隔転移が認められた状態です。他臓器への転移、または癌が発生した側以外の肺葉に転移している事を意味します。

癌の転移には3つの方法がある

癌の転移は大きく分けて3つの種類があります。リンパ節から癌が転移するリンパ行性転移、血液の流れによって転移が起こる血行性転移、癌細胞が種をまくように散らばっていく播種性転移です。

一般的にはリンパ節転移が起こりやすいと考えられおります。実際、肺周辺には多数のリンパ節が存在するため、リンパ行性転移が起こりやすい傾向にあります。しかし、中には早い段階から血行性転移を起す肺がんもあるのです。

つまり、肺がん治療では再発の可能性も含め、転移状況をしっかり見極めるためのM分類が重要になってくるのです。

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