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小細胞肺がんの病期分類(早期限局型・限局型(LD)・進展型(ED))

小細胞肺がんは進行が早いためTNM分類とは別の分類法が用いられいます。分類は癌の大きさやリンパ節転移を加味し、早期限局型、限局型、進展型の3つに分けていきます。なお、小細胞癌であっても早期限局型なら手術による根治が可能です。

小細胞癌は独自の分類法が使用される

肺がんの治療では組織型の分類と病期診断が重要です。組織型は癌の種類や形状から分類するのもで、大きく分けると小細胞癌と非小細胞癌になります。病期は癌の大きさ、浸潤、リンパ節転移、遠隔転移などから病状を表す方法です。

肺がん患者の8割を占める非小細胞癌ならTNM分類で病期を判断しますが、進行やリンパ節転・遠隔転移が早くから起こる小細胞癌ではこの分類法が使えないのです。また、検査で転移が見られないとしても目に見えない部分では転移が起こっているケースもあるため、やはりTNMでは対応が難しいのです。

そこで、小細胞癌では別の分類法を使い病期を診断してくのが一般的です。

小細胞癌の病期分類

小細胞癌の病期は早期限局型、限局型、進展型の3つに分類して考えていきます。

まず、最も程度が軽い早期限局型は癌が発生部位側の肺に留まってる、もしくは気管支に入り込んでいるが気管分岐部から2センチ以上離れている状態です。

小細胞肺がんは進行が早いため、この状態で見つかる可能性は非常に低いと言えるでしょう。仮に早期限局型をTNM分類に当てはめると、癌の大きさが5センチ以下でリンパ節転移・遠隔転移がないⅠ期に相当します。

限局型と大きく異なる点は、早期限局型なら癌の根治が可能なため手術を行う事が出来る点です。

限局型と進展型

次の限局型は癌発生部と同じ側の肺、縦隔リンパ節、鎖骨上窩リンパ節に癌が留まっている状態です。

癌も3~5センチへと肥大化し転移が起こっているものの、リンパ節までで留まっており遠隔転移がない状態です。これはTNM分類でいうとⅡ期からⅢ期に当てはまります。なお、限局型は手術が行えず、放射腺治療と化学療法で対処していきます

最後の進展型は癌が限局型の範囲を超え浸潤している状態です。ここまで来るとリンパ節転移だけでなく、多臓器への転移も疑われます。TNM分類ではⅢB期からⅣ期、つまりリンパ節転移があり、かつ胸壁、横隔膜、心膜等に浸潤が起こっている状態。もしくはリンパ節転移・遠隔転移があり、かつ横隔、心臓、血管、気管、食道等に浸潤している状態に当てはまります。

小細胞肺がんは非小細胞癌とは比べ物にならない速度で進行していく癌です。ですが、早期発見なら手術による根治が目指せるのです。早期発見のためにも最低年1回、検診を受けるようにしましょう。

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