肺がんガイドトップ > 手術療法気管支瘻(特徴/症状/治療)

気管支瘻(特徴/症状/治療)

気管支に穴が生じ空気が漏れてしまう症状です。喀痰、血痰、発熱などの症状が伴います。主に術中の縫合不全が原因で、術後1週間程度で発症します。悪化させると肺水が増え細菌感染が起こる膿胸を併発する危険もあります。注意しましょう。

気管支瘻の特徴

治療後に起こる合併症はどの治療を選択しても発症する確率があります。ですが、肺がん場合には手術が選択されると合併症のリスクが高くなると言われています。

原因は細菌感染、縫合不全、血栓などが挙げられますが、治療状況により原因は異なります。気管支瘻はこの合併症の一種です。手術中の縫合不全により気管支の間に穴が生じ、そこから空気漏れが発生する疾患です。

発症後は喀痰、血痰、発熱などの症状が現れます。術後1週間程度で発症し、症状が進行すると肺水の量が増え膿が溜まってしまう膿胸を併発する危険もあります。

原因と主な症状

先述の通り、気管支瘻は手術中の縫合が不完全な事が主な原因です。縫合不全と言っても医療ミス等ではなく、意図しない解れによって引き起こされます。

肺がん治療に気管支が関係しているのは、肺葉切除に気管支の切除が含まれているからです。発症は術後1週前後に起こりやすく、発症後は喀痰、血痰、発熱などが伴います。また、気管支の内容物が漏れ始めると肺炎を併発する可能があり、肺炎の発症後は膿胸に発展する事もあります。

気管支瘻は進行する程治療が難しくなりますので、術後の症状には注意するようにしましょう。

治療には気管支の再縫合が必要

気管支瘻の治療には、まず穴がどこに開いているのかを確認する必要があります。そこで、胸部エックス線やCT検査で縫合箇所の再確認を行います。

治療は病状により異なりますが、肺炎を併発している場合には、気管支を再縫合する手術が求められます。この場合、肺切除を伴うケースもあります。症状が進行している場合、胸壁を開きガーゼ交換、洗浄、抗生剤の散布を1~2週間行う補助治療が必要になります。

気管支瘻は肺炎、膿胸、敗血症など命の危険が伴う疾患の原因にもなりえる怖い合併症です。治療が容易に行える段階で発見できるよう、術後は担当医とコミュニケーションをしっかり取り体調の異変を見逃さないよう心がけましょう。

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