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肺塞栓(特徴/症状/治療)

剥がれた血栓が肺の静脈に詰まり呼吸困難やショック症状を起す疾患です。非常に危険な症状で、肺塞栓発症者の約30%が命を落としています。症状は時間の経過と共に重症化する特徴があります。早急な処置が求めらるでしょう。

肺塞栓の特徴

肺がん治療の合併症は治療によって違いがありますが、手術を受けた場合には、肺塞栓に注意が必要になるでしょう。

肺塞栓はエコノミー症候群として認知されていますが、実は突然死の代表的な疾患なのです。症状は血栓が肺の血管に詰まることで起こり、呼吸困難や、激しい胸痛などが現れます。非常に危険な疾患でショック状態や死に至るケースも少なくないのです。また、血栓により閉塞した先の細胞は壊死が始まるため、早急な治療が必要となります。

元々は欧米人に多く見られた疾患ですが、食生活の変化などにより日本でも患者数が増加している傾向があります。

発症原因と症状

合併症として肺塞栓を起す原因は手術による出血です。切開を必要とする外科治療では必ずと言っていいほど出血が起こります。血液は固まることで出血を止めますが、この血の固まり、つまり血栓が剥がれてしまう事があるのです。

運悪く血栓が血流に乗り、肺にまで到達すると肺塞栓が起こります。なお、専門機関の調査では肺塞栓の約半数が術後に発症しているとまで言われてます。

症状は詰まる血管の太さでで異なります。細い血管の場合には軽い胸痛、呼吸困難、疲労感、血痰、浮腫などが伴います。太い血管の場合は、激しい胸痛、呼吸困難、ショック症状などが起こります。また、死亡率が30%を越す疾患のため、最悪、命を落とす事もあります。

肺塞栓は早急な治療が必要

肺塞栓は時間の経過に比例して絶命リスクが高まるため、早急な処置が求めらます。

実際の治療では血栓を除去する必要があり、薬剤による血栓の溶解、もしくは緊急手術で血栓を除去する方法が用いられています。呼吸困難や胸痛など諸症状については薬剤で対応するのが一般的です。

術後の合併症のため予防が難しいのですが、高血圧の方ほど発症しやすい傾向にあります。日頃から高脂質な食事は控え、動脈硬化を進行させないよう注意しましょう。また、再発率が高い特徴を持つ疾患です。一度でも発症した場合、その後の生活習慣に注意が必要となります。

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