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肺がんの放射線療法とは?

放射線の照射により癌細胞を遺伝子から破壊する治療法です。適用条件がありますが、負担が少ないため、高齢の方も受けられる治療です。なお、肺門型の肺がんや間質性肺炎を患っている方は合併症の危険があり、この治療を受ける事が出来ません。

遺伝子レベルで癌細胞を破壊する

放射線療法はピンポイントで癌に放射線を照射することで細胞の遺伝子を破壊する治療法す。

以前は飽和治療として使用されていましたが、劇的な進歩を遂げた現在では完治も目指せる治療法なのです。適用にはいくかの条件が付きますが、麻酔や切開など負担になる処置が必要ない、高齢の方や持病がある方も受けられる、痛みなどが全くない等のメリットがあります。一方のデメリットは放射線が他の臓器や細胞に当たると癌細胞と同じく破壊される事です。照射が外れること自体、低い確率なのですが憶えておきましょう。

肺がん治療においては2004年より保険が適用されました。これに伴い、普及率も急上昇し今では100以上の施設で治療を受けることが可能になっています。

放射線療法の特徴と治療内容

放射線療法で最も重要となるのが、癌をピンポイントで狙い打つ事です。特に体感部に位置する肺は常に動きがあり、その動きに合わせた照射が求められるのです。

そこで活躍するのが定位放射線照射です。これは臓器や体の動きに合わせた照射が可能な機材です。また、多方向からの照射を可能にした事で、周囲への影響を抑え、更に癌細胞をこれまで以上に破壊することを実現しています。

実際の治療では上半身は裸になり、専用の固定具に横たわります。その後、呼吸数を制限するアブチェスを装着し照射が開始されます。照射自体は5分程度で終わってしまいます。この治療を1週間続けて行っていきます。

放射線療法の適用条件・禁止事項

肺がんに於ける放射線療法は病状によって目的が異なります。

簡単にいえば根治、もしくは縮小のどちらかが目的になります。小細胞癌、非小細胞癌のどちらも対応していますが、原則は5cm以内の非小細胞癌の肺野型、更に早期癌に限り根治を目指した処置が行われます。

手術が難しい進行癌の場合には、抗がん剤との併用により局所を制御する事を目的とします。転移癌にも用いられますが、この場合、癌の縮小や症状の緩和を目的に照射を行っています。

この逆に放射線治療が行えないケースもあります。例えば、肺門型の肺がんは食道や気管などが近くにあり、放射線が当たってしまう危険があります。そのため、早期癌であっても行わないのが一般的です。また、間質性肺炎を持つ方も重度の合併症が現れやすくなるため、放射線療法が行えません。

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