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肺がんの放射線療法のメリット・デメリット

放射線療法には後遺症や体の負担が少ない、保険適用がある、短時間で治療が終わるなどのメリットがあります。その一方で正常な細胞も破壊されるため息苦しさなどの症状が現れる、喫煙者は放射性肺炎を起す危険があるなどのデメリットもあります。

高い評価を得ている治療法

近年、目覚しい進歩を遂げ、現在では手術と同様の効果が得られるとまで称されるのがこの放射線療法です。

以前は動きが強い体感部の使用は難しいと言われてきましたが、器機の開発が進んだことで、肺周辺への使用が可能となりました。また、放射の方向を増やし破壊力を増すことにも成功し、短時間の照射で最大の効果が得られるようになっています。

その高い効果から現在では、外科治療、科学療法と同等にまで評価されている治療法なのです。

放射線療法には多くのメリットがある

放射線療法の適用にはいくかの条件がありますが、原則、小細胞癌、非小細胞癌のどちらにも対応しています。

この治療の最大のメリットは体への負担が少ない点です。治療では横になり10分程度じっとしているだけで済むのです。そのため、手術が受けられない高齢者の方も治療を受ける事が出来ます。

また、適切な照射がなされれば痛みもなく、治療後の合併症や後遺症に悩まされること少ないでしょう。更に治療時間も1回が5分程度で済み、これを1週間続けるだけで治療が終了します。

唯一の問題点だった費用面も2004年の保険適用により改善されています。更に、保険が適用された事で導入する施設が飛躍的に増え、現在、100以上の施設で受けられるようになりました。放射線療法はコストパフォーマンスが非常に高い優れた治療法といえるでしょう。

治療後の合併症がデメリット

治療効果、費用、安全面と多くのメリットが揃っている放射線療法にもデメリットが存在します。

最新機器により癌をピンポイントで狙いますが、実際には数ミリ単位で周辺組織にも悪影響が出てしまいます。そのため肺炎や息苦しさといった症状が短期間で現れる事があります。

また、喫煙歴が長い方は放射性肺炎という深刻な合併症を生じる危険が伴いますので注意が必要でしょう。これ以外にも治療から6ヶ月以内には下痢、貧血、食欲不振、放射性食道炎、放射性皮膚炎の急性期障害が起こり、治療から数年以内は放射性肺臓炎、食道狭窄などの晩期生涯が起こるケースもあります。

放射線療法には多少のリスクが伴いますが、このリスクは化学療法、外科治療でも起こりうるものばかりです。むしろ合併症を生じる確率は放射線療法の方が少ないかもしれません。

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