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肺がんの放射線治療の副作用

副作用は治療3ヶ月以内に現れる急性障害、数ヶ月から数年以内に現れる晩期障害があります。症状に違いはありますが一般的には、放射線皮膚炎、白血球の減少、放射性食道炎、放射性肺臓炎、貧血、下痢、食欲不振等、食道狭窄などが起こるといわれています、

癌をピンポイントで狙い破壊する

放射線治療は癌にピンポイントで放射線を照射し、遺伝子レベルで細胞を破壊する治療法です。以前より頭部などには使用されてきましたが、器機の進歩により近年、肺がん治療にも対応するようになったのです。

高い効果が期待できる治療法ですが、複雑な構造をした肺の治療では使用域に制限が加わります。そのため、現在は早期の肺野型のみ根治対象となり、肺門型や進行した肺野型の肺がんでは緩和を目的とした使用がなされいます。

放射線治療は更なる進歩を遂げたことで、破壊力、照射の正確性を増してますが、正常な細胞を全く傷つけない訳ではありません。そのため、治療後は放射線ならではの合併症や副作用が現れるリスクがあります。

放射線治療に伴う副作用

放射線治療の副作用は、治療後3ヶ月以内に現れる急性障害と、治療から数ヶ月から数年以内に現れる晩期障害の2つがあります。

急性障害を起す原因は放射線量などが関係しています。主な障害は放射線皮膚炎、白血球の減少、放射性食道炎、放射性肺臓炎、貧血、下痢、食欲不振等です。症状が現れてもその大半が数週間で治まりますが、症状によっては悪化の危険があり、経過観察は慎重に行った方がいいでしょう。特に白血球の減少は感染症を引き起こしやすくなります。

治療後は十分な睡眠とバランスの取れた食事を心がけるといいでしょう。あまりに症状が酷い場合は放射線治療を休む事も検討しましょう。

治療から数年後に副作用が現れる

治療から数年以内に現れる主な晩期障害は放射性肺臓炎、食道狭窄などが考えられます。

この内、放射性肺臓炎は肺腺維症、無気肺を誘発するためし、発症後は呼吸困難を起こす事があります。稀なケースですが、放射性肺臓炎から脊髄炎が起こり、体のしびれや部分的な麻痺が生じる事もあります。この場合、後遺症として症状が残る危険があります。

医療機器の進歩により治療後の障害は減りつつありますが、その確率が0%になることはあり得ないのです。また、副作用も早期発見・治療が重要になります。治療後は定期検診、経過観察をしっかり受け体調の変化に対応できる体性を作っておきましょう。

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