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肺がんの抗がん剤治療

手術による根治が難しいケースでは化学療法で対処するのが一般的です。この治療は抗がん剤により癌細胞を破壊し、縮小、あるいは根治を目指します。全身に作用するため、転移癌にも有効に働きます。問題は正常な細胞も破壊されるため、強い副作用が生じてしまう点です。また、治療は最低でも半年間、継続することが必要です。副作用が少ない抗がん剤も開発されていますが、使用には適用条件をクリアすることが求められます。

肺がんの抗がん剤のメリット・デメリット
抗がん剤は体力の衰えた高齢者も使用でき全身に作用するメリットがあります。一方で非常に強い副作用が伴うデメリットもあります。
小細胞肺がんの抗がん剤治療
抗がん剤が効きやすい小細胞肺がんは化学療法を中心に治療が進められます。病期によって薬剤の使い分けが行われます。
非小細胞肺がんの抗がん剤治療
非小細胞肺がんにも癌の縮小を目的に抗がん剤治療が用いられています。ただし、小細胞肺がんほどの効果は示しません。
代謝拮抗剤
葉酸の合成を阻害しDNA合成を抑制する抗がん剤です。細胞分裂時のみ効果を発揮するため、長時間の投与が必要になります。
白金製剤
癌細胞のDNAと結合し複製を阻害する薬剤です。更に癌細胞を自滅させる働きも持っています。
アルキル化剤
遺伝子異常を起すことで癌細胞の分裂を抑制します。数ある抗がん剤の中でも特に副作用が強いといわれる薬剤です。
植物アルカロイド
植物の毒素を利用した抗がん剤です。染色体不足、遺伝子異常、DNAの切断などにより癌の成長を抑制します。
分子標的薬
癌細胞が持つ特定の分子だけを狙い打つ薬剤です。化学療法につきものの副作用を極力減らすことが可能です。