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分子標的薬の特徴や副作用など

植物アルカロイドは食物の毒素から精製した薬剤です。現在はビンアルカロイド系、タキサン系、トポイソメラーゼ阻害剤などが使われており、主に微小管の形成阻害に効果を発揮します。実際の治療では点滴や注射による投与が一般的です。

特定の分子を狙い撃つ抗がん剤

分子標的薬は化学療法の一種ですが、一般的な抗がん剤治療とは大きく異なる点があります。それは、薬剤にも関わらず癌細胞を狙い打ている事です。

一般の抗がん剤は正常な細胞をも傷つけてしまいます。それが強い副作用を生み、治療を難しくさせるのです。しかし、分子標的薬では攻撃する目標を予め定めてあるため、特定の分子以外はダメージを少なくする事が出来ます。

分子標的薬は薬剤の効果はそのままに、副作用を最小限に抑える事が可能な治療法なのです。ただし、全ての方が使えるわけではありません。肺がんの組織型、病期など特定の条件を満たした方のみ、この治療が受けられます

分子標的薬の特徴

分子標的薬には多くの利点がありますがその中でも薬の持続性、副作用の少なさ、高い治療効果はこの治療の魅力と言えるでしょう。

一般の抗がん剤は長期間使用することで癌に耐性ができるため、薬の効力は徐々に落ちていきます。ですが、分子標的薬は使用を続けても効力が落ちにくく、長期の使用が可能なのです。

また、癌の発生や増殖のメカニズムを元に開発されたため、癌特有の分子のみを攻撃する事が可能です。これにより、正常な細胞へのダメージを減らし、辛い副作用を大幅に減少させます。更に、副作用が少ないにも関わらず、抗がん剤と同等の治療効果が得られるのです。

分子標的薬の主な副作用

夢のような治療とまで言わしめた分子標的薬にもデメリットがあります。条件に合う方は劇的な治療効果が得られますが、逆に条件に合わない方はほとんど効果を示しません

また、副作用が全くない訳ではなく急性肺障害、皮膚症状、間質性肺炎、肝不全、視力障害、血球の減少、心筋梗塞などの症状が起こり得ます。更に、新しい治療法のため、これまで見られなかった副作用が起こるリスクもあります。

治療の選択はこの先の人生を左右する大きな決断です。効果とリスクを理解し正しい選択を行えるようにしていきましょう。

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